最後の晩餐

人生の最後に食べたいもの。決めてます？

わたしはずいぶん前に決めてまして・・・。

ステーキ？うなぎ？ケーキ？桃？うまい棒？

ノンノン。そんなユーたちは甘い。甘ちゃんだ。

ずばり「自然薯」。これ以外ありえない。

私の叔父で、ツワモノのおっちゃんは、夏は海のもの、秋は山のものを持ってきてくれるんです。

自然薯もその一つ。おいしすぎて、まちがいなくブっ倒れまっせ。

でも、地元にそうそう帰れないのでめったに食べられず・・・。

ところが、このたび、身近に掘り師(？)デビューした方がおられまして。自然薯送ってくれました！


 

立派です。ここまで折らずにとるのは大変なはず。
ありがとう。



黙って喰え、とのご指示につき、調理しました。

まずは、王道。すりおろしたものに醤油をたらして、ごはんの上にドサ！








もちろん、お米は敦賀産こしひかり。

自然薯は、よーく洗って土や石が取れれば、皮つきでおろします。

その方が風味がいい。山の味。

ひげがいっぱい生えてるので、それはガスコンロであぶれば、チリチリっと簡単に燃えて無くなります。

続いて、我が家では「ふかし」と言っているこちら。








お味噌汁に、おろした自然薯を入れたもの。粘度があるので、団子状になる。

沸騰直前の状態で一口分づつ、ポチャンと入れて約1分。あんまりグツグツ煮ると硬くなります。

具はむしろ他に要らないとさえ、思う。


まだまだあるので、二日目はこちら。








上が、またもやおろした自然薯をごはんに。

左下が、おろした自然薯を海苔で巻いて、揚げたもの。

右下は、油が余ったからついでに納豆も揚げた。


よく、看板に「自然薯」の文字を掲げているお店がありますね？

言っときますが、自然薯は、半端じゃありません。イモ界のスーパースター・イチロー。

自然薯の文字に惹かれて入ってみたら、長芋じゃねーの？これ。ってことばっかり。ガックリ！！

自然薯は、上のように味噌汁に入れても、団子状にまとまります。

いいですか！まとまるんです。他に何も入れてないんだよ。

長芋状態では、まとまらないよ。揚げるのだってムリっしょ。

団子状とはいえ、ふんわりしてます。いくらでも食べれる。

どう！？このクオリティ！！

 

天才だ。




箸で持ち上げると、全員ついてきちゃいます。

自然薯って簡単に看板につけすぎじゃないっすかねぇ。

自然薯(なんちゃって)

自然薯(栽培もの)

自然薯(本物)

とか、分かりやすくしてほしい。

自然薯委員会より、ご提案でした。



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【今日の1枚】この時計、狂っているけど動いてます。この並びの無造作さがお気に入り。